歯周病治療について

歯周病とは歯を支える歯ぐき(歯肉)や骨(歯槽骨)が壊されていく病気です。
最後には歯が抜け落ちてしまう病気です。日本人の40歳以上の約8割がこの病気に罹っています。
また患者数の10%弱は、「重度歯周炎治療」で歯がグラグラしたり、臭いがしたりして、通常歯並びもがたがたになり見た目も悪くなります。このような状態まで放っておくとやむを得ず何本か抜歯になることも覚悟しなければなりません。

歯周病の原因としては、プラーク(バイオフィルム菌と歯周病原細菌)の可能性があります。
プラークとは、細菌の塊で1/1000gの中に1億を超える細菌が棲みついています。この細菌の中には善玉の細菌と悪玉の細菌とがあります。
このプラークが唾液や血液の無機質成分を吸って固まったものを、歯石と呼びます。

*1回目
・位相差顕微鏡検査(佐藤商事製)を使用してプラーク検査を
行います
*2回目
・リアルタイムPCR検査を行います
(お口の中の歯周病菌を調べる検査です)
*3回目
・薬物療法での治療
ペリセラジェル(歯磨き剤)での歯磨きを行います。
夜にはトレー(マウスピース)を使用してペリセラジェルを
少量入れ、数分程度装着して治療します。
※重度の場合は複数回の場合があります。